風に揺れる稲穂を見た

幼少期に育った不幸な環境や愛情を受けなかった育てられ方は、成人後の人格形成に大きな爪痕を残し、昨今何かと話題の「こどもおじさん」が事件を起こすなんてニュースをよく見ます。50代のニートとかどがなっとんぞ。 今回はそんなお話。

 

 

 

 

 

 

県医療局のトップ役員として働く優秀な父を持ち、誰もが知る財閥系一部上場企業のキャリアウーマンとして働く母親。(実はそうなんですよ、車のひとつもよー覚えんくせに)

ぼくは幼稚園の頃より、それは漫画のような設定の習い事や塾通いをしてました。書道、そろばんはもちろん、英語塾(まあ今じゃ普通か)etc…..

お陰様で小学校の頃に珠算は段位になれ、中三(だったかな)の時に英検二級も合格でき、所謂結構いいとこの坊ちゃん的な感じに育てられてました。

学校から帰って楽しみだったのが、実はクラシックを聞くこと。仕事から帰ったあとの母親がよく聞かせてくれてたのが発端だと思いますが、当時あまりにもハマっていたため、クラシック聞く専用のコンポ(BOSE製で今でもまだ使ってる)も買ってもらったほど。ピアノ曲よりもオケのほうを好んで聞いてたと思います。 とは言え好きだったのはラフマニノフのピアノソナタ第2番など。子供の頃から天邪鬼だったのかもしれません。小学校の頃に始まったテレビ番組の「HEY!HEY!HEY!」ダウンタウンのあの懐かしいやつ。学校なんかの話題はあの番組の内容で持ち切りだったときもありました。聞いてる音楽のジャンルがかけ離れすぎてて、あまり会話に馴染めなかったのは今となっては笑い話です。

 

 

中学での成績はそんなに悪くなかったため、先生の勧めもあり高専へ進学することにしました。決め手は面接なしの筆記試験のみ。 と、そして二月には決まるという進路決定の早さ。五年は少し長かったけども。

結局大して面白くもなかった高校生活で一番ハマったのが、学校関係ないけどバイクをいじることでした。乗るよりいじること。学校的にOKだったのもあり、16で中免を取り、(学校から斡旋された測量の)バイトをしてオンボロのGS400というバイクを買い、夜な夜な一生懸命直してんだか壊してんだか分からないことをして、そういう事が一番楽しかったことであり、少なからずトラック運転手という職業を選ぶ事に繋がったきっかけでもあると思ってます。

 

 

ぼくは三兄妹で、弟はイタリア留学の経験を持ち、現在は全国規模の一流製造メーカーに勤務。末っ子の妹は、金岡千広の法学部を出たあと、県外の代々の議員一家に嫁ぎ、旦那さんを支え頑張っています。

 

 

ざっと簡単に育ってきた感じをつらつらっと書いてみました。

 

 

 

 

 

 

つまりぼくだけが出来損ないの出がらしのようなポンコツなんですよw わははw

世間一般でいうとね!先のブログにも書いたように運転手は底辺と呼ばれるからw

 

 

 

 

 

 

ただ、今大人になってからだからこそ思い返すと、運転手という仕事を選んだ事が、もしかしたら自分の意思でハッキリ決めた最初の事なのかも知れません。重要な局面での。

配給される喜びや甘い雫を貪って育ってきただけのような気もします。何も疑いもせず。

 

 

 

 

最初の話に戻りますが、50代までニートだったり、社会からはみ出して何らかの犯罪を犯してしまう人は、それまでに【たまたま】好きなことや心からハマれる事が見つからなかっただけの人もたくさんいるんだろうなあ!と思いました。ニュース見てて。 もちろん、全員がそうというわけではなく。

 

 

運転手っていう仕事は、何となく迷わずに飲む不幸の薬のような、そういう麻薬的な要素が個人的にはあって。その不幸の薬をぼくはたまたま見つけられたからよかったけど、自分に合う不幸の薬が見つからずもがいてる人も中にはいるんだろうなあ、と。

 

 

ぼくは何も不幸には育ってなく、いやむしろ手塩にかけて育てられたにも関わらず、両親が思い描いたレールを無視し、何となく振り向いて見つけた獣道を進んできました。出がらしの長男として。

ニュースで言われてるこどもおじさんとは逆の抗い方の例かもしれませんが、先も書いたように環境や育ちはもちろん、自分にとって一番ハマれる不幸の薬を見つけれるかどうか、が結構大事なのかなと思います。 少なくともぼくは自分の子供達にそう教えてます。

こどもおじさんでもいいと思うんですが、どーせならカッコイイ仕事してるこどもおじさんになりたい。

どっか新しい道や、狭いなど技術的に難しい所を攻める時、運転手始めた頃と同じドキドキや、咲き急ぐ花のような自分になってると気がつくことがあって、あの頃と何も変わってないのが自慢でもあります。

 

 

そんな気持ちになれるこどもおじさんが増えて、犯罪のニュースが無くなっていけばいいなと思いました。

 

 

 

 

 

 

いい話でしょ?(^)(^)

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7件のコメント

    1. はじめまして、ジーカワさん

      要は、好きでトラック乗ってる人は、十分勝ち組だよ!と伝えたかったんです

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  1. うん、すっごくいい話。
    こはるさんの品の良さ(初対面でにじみ出ていた)がよくわかった気がします。

    私も国立大学まで出て、イランに留学してなんで運送会社やねん!と母が困惑したんですが私も幸か不幸か、不幸の薬を見つけてしまったクチですw

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    1. とらちゃんさんが感じたのは、品の良さなどではなく初対面による緊張から来る不動明王の出で立ちだった可能性もあります。多分そうだw

      運送屋勤務限らず、4大出たのに!なんてよく言ったりしますが、4大出てるからこそ、世の中みんなが出来るわけではない留学体験があるからこそ、『底辺』を押し上げるアイデアや策がとらちゃんさんから生まれてくるのだと思います。ALPをやってみようと思ったのもそんな行動の1つじゃないでしょうか?

      上だの下だの言ったって辺は所詮点の集まりなわけで、力強い点がないと強固な辺は形成されないと思います。その力強い点というのが、どっぷり業界に染まったような我々運転手ではなく、とらちゃんさんや働かないなおみさんのような人だとぼくは思います。

      世の中にせっかく〇〇なのにー!って無駄なことがあるとしたら、このぼくのブログぐらいのもんでしょうw

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  2. こはるさん、とらちゃんでいいです!(笑)
    逆にとらちゃんさんより、とらちゃんが嬉しいですwww(今まで言いたかったけど我慢してました候)

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    1. だからあれだけ言ったのだ、わたしはボンボンだと

      恵まれたおうちから吐き出された絞りカスだと…..彡(^)(^)

      なおみさんが田舎にいたらエルメスあげれたのに、あー残念(笑顔)

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