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トラック業界裏話
新明和工業 テレスコ式リヤダンプ、手厚いアフターサポートも
2018年3月30日
採用車両は各物流事業者の特徴の一つだ。ドライバーも車両を見ており、会社選択の要因ともなりうる。また、1台の車で、より多くの商品を運べば、過重労働対策と共に荷主へのアピールとなる。
しかし一方で、「車両重量は過去と比べて増加傾向にある。環境対策など過去には無かった機能が必要とされ、シャシーへ実装された結果」と分析する声もあがっており、それに合わせるように、輸送単価を上げようとしてボディー軽量化を求めるユーザーの声もあるが、軽量化となれば心配されるのが耐久性だ。
そんな現状に対応するため新明和工業(五十川龍之社長、兵庫県宝塚市)は積載量を増加させたテレスコ式リヤダンプトラックを開発している。
同ダンプトラックでは従来以上の積載量を達成しながらも、従来通り高い耐久性を実現している。同社の佐野工場(栃木県佐野市)設計部の開発グループに所属する野村将郎チームリーダーは「耐久性も当社の従来商品と同じ評価基準をクリアしている。安心して使用していただきたい」としている。例えば10トン車モデルでは、最大10トン以上の積載を可能としているという。
またこの車両については、整備の対応も見逃せない。佐野工場の設計部長である重本寛氏は「テレスコ式ダンプトラック自体は、海外メーカーからの輸入部品を使用し、国内でも一部のメーカーから生産されている。しかし海外製品であるために部品の輸入などメンテナンスにロスタイムが発生していた。しかし、同車両はオール新明和工業製の利点を生かし、手厚いアフターサポートが可能。早く確実なメンテナンスが可能となるのではないか」としている。
同社のテレスコ式リヤダンプトラックは、10トンモデルのダンプトラックとトレーラダンプの2タイプがあり、既に物流業界内外からオーダーが入っている。納期は現在の状況で半年前後とのことだが、「受注状況などによって左右される可能性もある」としている。
◎関連リンク→ 新明和工業株式会社
記事提供:物流ウィークリー新着「トラック業界裏話」
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