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俺は見た!危険すぎる歩行者&自転車TOP10
2016年12月20日
日々運転をしていると、必ずと言っていいほど遭遇する危険な歩行者&自転車。
いつもトラックばかりが悪者にされがちですが、「そっちのほうが危ないんじゃないの!?」と言いたくなるようなシーンもしばしば・・・
師走の繁忙期で物量が爆発している今、楽しいお正月を迎えて頂くためにも事故には十二分に気を付けて、たとえ延着して荷主にキレられたとしても、「じゃあ自分で運べばいいじゃん」と言ってやる位の余裕でハンドルを握ってください。
前置きが長くなりましたが、トラックドライバー総合研究所(=トラドラ総研、東京都千代田区)では今回、トラックドライバーの皆さんが遭遇した危険な場面について聞き取り調査を実施しました。
【1】交差点で急に
「夜間走っていたら、自転車が突然出てきてぶつかりそうになった。ギリギリまでまったく気付かなかった。冷や汗が止まらなかった」(東京都、48歳男性、4トンドライバー)
これはよくあるパターンですね。とくに酔っ払いのサラリーマンが多い!忘年会シーズンなので特に気を付けて下さい!
【2】動物と遭遇「林の中から野生の鹿が突然出てきた。ボディに傷を付けたら社長に怒られるのでとっさに思いっ切り急ブレーキを踏んで回避したが、結局、荷崩れを起こして怒られた」(群馬県、48歳男性、一般貨物ドライバー)
鹿もびっくりしたことでしょう。自然には逆らえませんので、山道では特に注意しましょう。
【3】挑戦する老人
「信号待ちをしている時に、自転車に乗った老人が荷台につかまっていた。俺のトラックに引っ張ってもらおうと考えたみたい」(茨城県、29歳男性、一般貨物ドライバー)
元気が良いのにも程がありますよね。
【4】危険な逆走「自転車の逆走。ぶつかりそうで怖い。特にガキども」(愛知県、39歳男性、長距離ドライバー)
いや、もうおっしゃる通りですが、炎上し放題のコメントですね。「自転車は車道」というのが正しい原則ですが、逆走は危険過ぎますね。
【5】そんなところから
「車の隙間からおばさんが出てきた」(茨城県、33歳男性、宅配ドライバー)
自分だけの交通法規をお持ちのおばさんにクラクションは逆効果です。
会社にクレームの電話を掛けて来ますので、そこはグッと我慢して下さい。【6】赤信号
「関西を走る時によく見るのが、信号が赤でも横断する歩行者や自転車」(千葉県、57歳男性、一般貨物ドライバー)
大阪出身のスタッフに聞くと、「信号は赤で渡るとかっこいい!」「黄色で止まったら負け」というよく分からないルールがあったそうです。お気を付け下さい。
【7】おばさん
「おばさんの自転車飛び出し。危ないよ!完全に前しか見ていないし」(千葉県、38歳男性、一般貨物ドライバー)
これは全国各地で日々発生しているヒヤリハットです。
片足で勢いを付けて飛び乗るおばさんは、あのモーションに入ると止まれないので、悔しいですが、ドライバーの皆さんが気を付けて下さい。【8】高校生
「冬の夕方、制服を着て自転車に2人乗りしたカップルの高校生が暗い交差点を飛び出してきてびっくりした。無性に腹が立った!」(岐阜県、51歳男性、食品輸送ドライバー)
これは違う意味での怒りを感じますね。
【9】ながらスマホ「スマホをいじりながら歩く女性には困っている、気を付けてほしい」(富山県、52歳男性、長距離ドライバー)
みなさん前が見えているつもりなんでしょうけど、危険ですよね。
【10】ロードバイク
「都合よく歩行者になったり車になったり・・・。右折レーンに入ってこられると、こっちがドキッとする」(北海道、43歳男性、長距離ドライバー)
スピードもクルマやバイク並みですし、気を付けてほしいですね。
・・・・いかがでしたか?お年寄り、子供、黒い服、暴走自転車、女子高生・・・と、道路の上にはドライバーの敵(?)がうじゃうじゃ。
トラック、歩行者、自転車それぞれが気をつけることで、お互い気持ちよく道路を利用したいものですよね。
それでは、プロドライバーの皆さんは熟練の危機察知能力でこれらを交わし、今日も安全運転でお願いします!
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プロフィール
トラドラ総研 主任研究員
エミ
女性の視点からトラックドライバーを研究している。
都立大学(現・首都大学東京)卒。個人的にトラック業界紙を購読するほどのドライバーマニア。好きな車種は16輪低床。 -
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