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トラドラ総研
一寸先は闇!?悪天候時の最悪ヒヤリハット
2017年2月13日
ドカ雪にゲリラ豪雨など、異常気象が続く昨今。そんな悪天候時はドライバーにとって、ヒヤリハットだらけの「恐怖のドライブ」となりますよね。
できれば家でじっとしていたいけど、俺の荷物を待つ人がいる・・・!
どんな悪天候でも、ハンドルを握らなければいけないのが、プロというもの。
そこで今回、トラックドライバー総合研究所(=トラドラ総研、東京都千代田区)では、悪天候時に遭遇した最悪のヒヤリハットを集めてみました!
身の毛もよだつ、怖いエピソードが満載です・・・。
心してどうぞ!
◎視界不良!パニック寸前
・大雪ホワイトアウト。(石川県、45歳男性、新聞輸送ドライバー)
・突然吹雪になり、ホワイトアウトに見舞われた。(福井県、30歳男性、長距離ドライバー)
・台風の日に東名の右車線を走っていたら、左側のミラーが強風であおられて変な方向を向いてしまい、左後ろが全く見えなくなった。(愛知県、32歳女性、大型ドライバー)
視界が奪われるのは、ドライバーにとって本当に恐ろしいもの。雪国のドライバーを中心に、「急に目の前が真っ白になる」という「ホワイトアウト」を恐れる声が多く寄せられました。
また、雪だけでなく、視界不良の可能性は雨、特に台風の日にも潜んでいるということも明らかに。
自分で防ぎきれない状況だけに、本当に怖いですよね・・・。
◎雪道でスリップ!
・アイスバーンでスリップしてがけ下に落ちそうになった。(青森県、52歳男性、大型ドライバー)
・走行中、凍結でスリップ。事故になるかと焦ったが、バス停留所で止まって無傷だった。(鹿児島県、40歳男性、大型ドライバー)
・冬の峠で、下りのトラックが横滑りしてきて危うく事故になるところだった。(北海道、38歳男性、一般貨物ドライバー)
スノータイヤを履いていたとしても防ぎきれない、凍結路面でのスリップ。自分の車だけでなく、周りの車からのもらい事故に関するエピソードも多く寄せられました。
対策としては、「丁寧かつ慎重な運転と充分な車間距離」というところでしょうか。
◎雨の日の運転はユウウツ
・雨の日はバックミラーが見づらく怖い。(群馬県、37歳男性、長距離ドライバー)
・雨の日に駆動輪が浮いてスピンしかけた。(神奈川県、45歳男性、8トンドライバー)
・雨の夜で対向車のライトがまぶしく、横断しようとしている自転車を見落としそうになった。(愛媛県、44歳男性、引越ドライバー)
年間を通じて降るだけに、雪よりも多くのエピソードが寄せられた雨天時のヒヤリハットシーン。好天時に比べて、気を配らなければならない点が格段に増えるので、「雨の日は疲れる」「雨の日は嫌い」という声も・・・。
装備や心構えをカンペキにすべく、天気予報チェックに余念がないというドライバーも多いようです。
・・・いかがでしたか?生活を支えるドライバーの仕事は、天候によって休む訳にはいかないもの。
どんなに悪天候だろうが、モノが届くのを待っている人がいる限り、ハンドルを握らなければなりません・・・!
雪や雨、大風など、危険を伴う日もあるとは思いますが、どうか安全運転で、今日もお気をつけていってらっしゃいませ!
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プロフィール
トラドラ総研 主任研究員
エミ
女性の視点からトラックドライバーを研究している。
都立大学(現・首都大学東京)卒。個人的にトラック業界紙を購読するほどのドライバーマニア。好きな車種は16輪低床。 -
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