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配車女子 とら子の「一配一会」労務費の適切な転嫁のための価格交渉に関する指針って何?っていう話
2024年7月15日
労務費の適切な転嫁のための価格交渉に関する指針って何?
最近よく聞くこれ。
私の机の上にも書類が置いてあったこれ。
一体何なんだろうを思って読んで行ったら中々すごい変化が起こりそうだったのでまとめてみました。
中小企業論さんと独占禁止法論さんのおはなし
昔々、あるところに
中小企業論さんと独占禁止法論さんがいました。
中小企業論さんはカルテルを組んで大手企業の搾取から中小企業を守ろうとしていました。
独占禁止法論さんは「中小企業は弱くない!コンプライアンスを守るほうが大切だから公正な取引をしようね」と励ましました。
当時の王様や貴族は「そうだ、中小企業は弱い立場じゃなく、斬新で画期的なものを生み出す力がある!フットワークも軽い!今後は守るのではなく積極的に経済活動に攻めていこう」と考え、中小企業を守る中小企業論さんよりも独占禁止法論さんと仲良くなり始めました。
王様と貴族の力を得た独占禁止法論さんもさらに力を強め、公正な取引を推し進めました。
談合などは持ってのほか。公正で倫理観のある取引をするようどんどん勢力を伸ばしました。
中小企業論さんはひっそりと姿をひそめ、大企業の搾取から身を守っていたカルテルも解消されました。
それ以来、独占禁止法論さんが主導するやり方が国の指針となり、中小企業がカルテルを組むことも許されなくなりました。
だけど、どんどん時代が変わって中小企業の立場はまた元通り弱くなってしまいました。
中小企業では沢山の人々が頑張って働いてもお給料も商品・サービス代金も変わりません。
そこで王様は決めました。
「今年から中小企業論さんの意見も取り入れよう!」と。
今までは公正な取引を守らせるために必死に働いていた独占禁止法論さんも王様の案を受け入れました。
そして独占禁止法論さんも「業界組合による団体協約」だったら問題ないよ。と後押しをしてくれました。
公正な取引を守らせることと弱い立場の働く人たちを守ることのバランスが大切だと気づいてくれたのでした。
めでたしめでたし。
めでたし、なんかは知らんけどやり方次第で道は拓ける。
これが「労務費の適切な転嫁のための価格交渉に関する指針」までのざっくりした話です。
王様、とかはまぁね、一部ファンタジーなんですけども、だいたいこういう経緯があっての今このタイミングで団体協約であれば交渉してもらってもいいよと国が後押しし始めました。
企業間同士のカルテルではなく、
事業協同組合による団体協約の交渉であれば問題はない。というのがミソです。
公正取引委員会が調査した結果、貨物運送業協同組合は労務費を適正に価格転嫁できていないこともわかっています。
そのため公取からこのような資料も出ており、組合による団体協約の相談窓口まで設置されています。
運送業には様々な協同組合があります。この団体協約を使って荷主企業や元請け企業へ労務費の適正な運賃転嫁ができるような働きかけをぜひ進めてほしいです。
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プロフィール

とら子
トラック運転できないAT限定免許配車マン。
トラックは街の風景だと思って過ごしてきた学生時代。 けど今はドライバーさんのおかげでご飯食べれています。
配車はドライバーさんと荷主の緩衝材。 目の前の利益より損して得取れ精神で配車係やらせてもらってます。 -
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